リトル・マーメイド

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「リトル・マーメイド」は人魚姫アリエルが人間の王子様エリックを愛してしまう禁断の恋物語。二人は人魚と人間という全く違う世界で生きていることから周囲は猛反対。そんな中、どんな手段を使ってでもエリックと一緒になることを願うばかりに、アリエルは海の魔女アースラに頼んで自分を人間の姿に変えてもらおうとします。

しかしそれにはある恐ろしい条件がありました。次の会話はそのシーンです。

リトル・マーメイドの名場面

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アースラ:Now, here’s the deal. I will make you a potion that will turn you into a human for three days.

いいかい、よく聞くんだよ。お前が3日間人間に変身する薬を調合するわ。

here’s the dealは話し始めのときに前置きとして使うフレーズで、「よく聞いて」、「いいかい」といったニュアンスになります。 to turn someone into ~はこの場合、「誰々を~に変身させる」といった意味になります。

アリエル:Got that? Three days.

そんなのあるの? 3日間かぁ。

アースラ:Now, listen,this is important. Before the sun sets on the third day…you’ve got to get dear old princie to fall in love with you. That is, he’s got to kiss you. Not just any kiss–the kiss of true love. If he does kiss you before the sun sets on the third day…you’ll remain human permanently. But if he doesn’t, you’ll turn back into a mermaid… and… you belong to me!

いいかい、大事なことだからよく聞くんだよ。3日目の日没までに王子様を好きにさせるんだよ。彼にキスしてもらうんだよ。ただのキスじゃなくて、真実の愛のキスだよ。

もし3日目の日没までにキスをしてもらえたら、お前は一生人間の姿のままでいられる。でももししてもらえなかったら、人魚の姿に戻り、私のものになるんだ。

to get someone fall in love with you で「誰々をあなたに惚れさせる」といった表現になります。kiss of true loveは「マレフィセント」でも登場した単語で、ディズニー映画には度々登場します。「マレフィセント」ではtrue love’s kissとなっていましたが、意味は同じ「真実の愛のキス」です。to belong to someone は「誰々に属する」、「誰々のものになる」という意味の動詞です。

フランダー/ セバスチャン:  No, Ariel!

ダメだよ、アリエル!

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アースラ:Have we got a deal?

いいのかい?

ここでも「deal」が再び出てきます。「deal」自体は「取引」といった意味の名詞ですが、Have we got a deal?のように質問文にすることで、「決まりかい?(取引成立だね?)」、「いいかい?」といった合意を求めるときの決まり文句になります。
アリエル:If I become human, I’ll never be with my father or sisters again.

もし人間になったら、お父さんやお姉さんたちと二度と一緒にいられなくなるわ。
アースラ:That’s right. But you’ll have your man. Life’s full of tough choices, isn’t it? Oh! And there is one more thing. We haven’t discussed the subject of payment. You can’t get something for nothing, you know.

その通りさ。でも(好きな)男はお前のものになる。人生は難しい選択がつきものなんだよ。そうだろ。そうそう、もうひとつ言っておかなければならないことがあるわ。支払いについて話してなかったわね。タダのものなんてないからね、そうでしょ。

Life’s full of~で「人生は~が一杯」、「人生は~することが多々ある」といった表現になります。

アリエル: But I don’t have any

でも私は何も持ってないわ。

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アースラ:I’m not asking much. Just a token really, a trifle.You’ll never even miss it. What I want from you
is your voice.

大したことは要求しないさ。ただのつまらないものだよ。お前が二度と欲しくならないものさ。私が欲しいのはお前の声だよ。

trifleは「つまらないもの」、「大したことのないもの」といった意味の名詞です。

アリエル:My voice?

私の声?

アースラ: You’ve got it, sweetcakes. No more talking, singing.Zip!

そうだよ。小娘ちゃん。それ以上話をすることも歌を歌うこともできなくなるんだ。口にチャックさ。
アリエル:But without my voice,how can I–
でも声が出なかったら、どうやって私は、、、
アースラ: You’ll have your looks,your pretty face.And don’t underestimate the importance of body language! Ha!

お前にはその美貌、顔があるだろう。ボディーランゲージのことだって忘れちゃいけないよ。

最初は甘い話に思えたアースラとの「賭け」もどんどん厳しいものになり、結局半ば強引にアリエルはこの条件を飲まされてしまいます。ピュアなアリエルに考える暇を与えず、どんどん話を進めていくアースラの悪徳交渉術が光ったシーンでした。

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