オン・ザ・ロード

青春ロードムービーの「オン・ザ・ロード」には若者が旅で使うようなセリフがたくさん出てきます。アメリカ人が初めて会った人に初めて言う英語の表現など勉強になります。そこで「オン・ザ・ロード」の名シーンを紹介します。

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「オン・ザ・ロード」の名場面

以下は冒頭のシーンです。

主人公サルは荒野でトラックのヒッチハイクに成功します。以下はその場面のセリフです。

サル:Got room for one more?
もう一人座る場所はあるかな?
*roomには「部屋」という意味以外にも、「スペース」や「場所」という意味があります。

男A:Yeah, sure, hop in.
あるよ。乗りな。 

男B:There’s room for everybody.
場所なんてみんなの分あるさ。 

サル:Alright. Thanks, brother !
それはよかった。ありがとう、ブラザー。  

A:Whooooee ! Here we go !
イエーイ。さあ、行くぞ。 

CHang on, brother, hang on.
掴まりな、ブラザー 

サル:Where you guys from?
みんなはどこの出身なの?
「you」は単数形でも複数形でも使えますが、会話ではyouの後に「guys」を付けることで複数形であることが強調されます。

男A:North Dakota. We’re headed for the harvest.
ノース・ダコタさ。今から俺たちは収穫に向かうんだ。

  be headed forで~に向かう、という意味になります。

(男はサルにウイスキーを渡します。)

サル:Thanks.What about you?
ありがとう。あなたの出身は? 

男B:Montana. So, you going someplace, or you just going?
モンタナ。それでどこかへ行くつもりなのかい、それともただ旅してるのかい。
「just going ただ行っている」というのはあてもなく旅をしている、という意味で聞いています。

サル:I guess I’m just going.
ただ旅をしてるのかもね。

男B:You got any money?
金はあるのかい。 

サル:I got enough for a pint of whiskey till we reach Denver.
デンバーに着くまで1杯のウイスキーを飲むだけのお金ならあるよ。

(ここで根っこに似たボロボロのサルのサンダルが映ります)

男B:You reckon if we put them things in the ground, something will grow up?
地面にそれ(靴)を撒くだけで、何かが生えてくるって思ってるのかい? 

サル:(laughs)If I get hungry enough, I plan to eat them raw ! (laughs)I’ll share them with you !
もしお腹が減っていたら、生で食べようと思ってるんだ。 みんなにも分けてあげるから。

初対面ながら冗談を交えなら会話をする気のいい男たちの雰囲気が伝わってくるいいシーンでした。この映画には旅で出会う人々とのいい会話がたくさんあるので注意して観賞すると面白いかもしれません。