塔の上のラプンツェル

Tangled

「塔の上のラプンツェル」は赤ん坊のときに老婆に連れ去られ、18歳になるまで一度も塔の上から降りたことがない、不思議な魔法の髪の毛を持つお姫様の物語です。

子供から大人まで英語を覚えるのにもってこいの単語や表現がたくさんあるのでぜひチェックしておきましょう。

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「塔の上のラプンツェル」の名場面

ラプンツェルは泥棒のフリン・ライダーと一緒に誕生日の夜に空に浮かぶ「灯り」を見に行こうと、お城に向かいます。

その途中、フリン・ライダーの後を追いかけていた王国の兵士たちに見つかり、命からがら逃げることに。その間にフリン・ライダーは手を負傷してしまいます。

見かねたラプンツェルは自分の魔法の髪を使ってフリン・ライダーの傷を癒します。以下はそのシーンです。

hair

ラプンツェル:Please don’t freak out!

お願いだから、パニクらないで。

to freak outは「取り乱す」、「パニックになる」という意味です。

フリン・ライダー: I’m not freaking out. Are you freaking out?  I’m just interested in your hair and the magical qualities it possesses. How long has it been doing that exactly?

僕はパニクってなんかいないよ。君はパニクってるのかい? ただ、君の髪の毛とそれが持つ魔法の効力に関心を抱いただけだよ。一体どのくらいその魔法を使ってるんだい。

to be interested in~で「~に興味を持つ」、「~に関心を抱く」という意味になります。to possessは「所有する」、「持つ」などの意味があります。to possessの現在形3人称単数はpossessesと活用するので注意しましょう。

hair2

ラプンツェル:Forever, I guess.Mother says when I was a baby, people tried to cut it. They wanted to take it for themselves. But once it’s cut, it turns brown and loses its power. A gift like that, it has to be protected.

(生まれてから)ずっとだと思う。 お母さんが言うには私が赤ん坊のとき、人々が自分のものにしようと私の髪を切ろうとしたの。でも一度切ってしまうと、髪の毛は茶色になって魔力を失うの。この魔法は(外敵から)守らないといけないのよ。

Once+主語+動詞~で「一度~すると」という表現になります。it’s cutは「it is cut」といった受動態で「切られる」という受け身の意味があります。 it has to be protectedもまた同じく受動態で直訳すると「それ(魔法、あるいは髪の毛)は守られないとならない」という意味になります。giftはこの場合「生まれもった才能」や「能力」を指します。

ラプンツェル:That’s why Mother never let me… That’s why I never left and…

だからお母さんは私を一度も、、、だから私は一度も(塔を)出たことがなかったの、、、

フリン・ライダー: You never left that tower. And you’re still going to go back?

君は一度もあの塔を出たことがなかったんだ。それでまだあそこに戻るつもりなのかい。

ラプンツェル: No! Yes. It’s complicated.

いいえ。うん。どうしよう。

It’s complicatedは「物事、あるいは状況が複雑だ」というときに使う表現で、「複雑でどうしたらいいか分からない」といった意味を含めてよく使われます。

ラプンツェル:So, Eugene Fitzherbert, huh?

ところで、(あなたの本名は)ユージーン・フィッツハーバートだっけ?

フリン・ライダー: Ah, yeah. Well… I’ll spare you the sob story of poor orphan Eugene Fitzherbert. It’s a little bit of a downer.

ああ、まあね。 ユージーン・フィッツハーバートのサブストーリーは今度にしておくよ。ちょっと落ち込むような話だからさ。

downerとはこの場合、「気が滅入るような」、「(気分が)ダウンするような」という意味で使われています。

フリン・ライダー: There was this book I used to read every night to all the younger kids.The Tales of Flynnagan Rider. Swashbuckling rogue, richest man alive, not bad with the ladies either. Not that he’d ever brag about it, of course.

年少の子供たちに毎晩読んであげていた本があるんだけど、それが「フリンネーガン・ライダーの物語」ってやつで、それが暴れん坊の悪党で、世界一金持ち、女にもモテる。もちろんそんなことは決して自慢しないんだけど。

to used to +動詞で、「よく~した」、「いつも~した」といった昔の習慣を表す表現になります。

ラプンツェル:Was he a thief, too?

彼も(あなたのように)泥棒だったわけ?

hair3

フリン・ライダー:Uh…Well, no. He had enough money to do anything that he wanted to do. He could go anywhere that he wanted to go. And for a kid with nothing, I don’t know, I… Just seemed like the better option.

ううん、そうじゃなかった。彼はどんなことでもできるだけのお金を持っていたからね。行きたいところならどこだって行けたし。だけど何も持ってない子供にとってはさ、盗みのほうがましな選択に思えちゃって。

to have enough money to +動詞で「~するための十分なお金を持っている」となります。

フリン・ライダー:You can’t tell anyone about this, okay?  It could ruin my whole reputation.  

こんなこと誰にも言っちゃダメだよ。僕の今までの評判を落としかねないからね。

ラプンツェル:Ah. We wouldn’t want that.  

それはしたくないわね。

フリン・ライダー:A fake reputation is all a man has. Well, I should… I should get some more firewood.

男にあるのなんてウソの評判ぐらいだけだからね。じゃあ、僕は薪でも拾ってこようかな。

ラプンツェル: Hey. For the record, I like Eugene Fitzherbert much better than Flynn Rider.

ねえ、言っておくけど、私はユージーン・フィッツハーバートのほうがフリン・ライダーよりずっと好きよ。

for the recordは「記録として残すために言うと」、「はっきり言って」などの意味があるよく使われる言い回しです。

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